鍼灸治療

腰のお灸は


「鍼灸」と聞くと皆さんのイメージはどのような言葉がうかびます

か?「痛い・・・」「怖い・・・」「お灸がくさい?・・・」etc

おおかたの日本人の方でしたらこのような言葉が出てくるのではないでしょうか。

ここでは鍼灸治療についてお話しします。

東洋医学には

=生命を維持するためのエネルギー」

=体の栄養や燃料になるもの」

津液しんえき)=体を潤し、関節の動きを順調にするもの」

などが体を流れることによって私たちの身体を作り日常生活がつつ

がなく送れるという考えがあります。

東洋医学においては、これらが体内を流れる時には ”経絡”(けいらく)

という通り道を通ると考えられています。

鍼灸治療はこの経絡上のポイントに鍼やお灸で物理的な刺激を与えて、

それらの流れを正そうという方法です。

この”ポイント”が「ツボ」と呼ばれるところで、皮膚や色つやなどを

見たり、触診などによってツボの異常を見つけ、病気の状態を分析し、

鍼やお灸でツボに刺激を与えるのです。

”経絡”は体中いたるところにはり巡らされていて、それぞれの経絡

は体の特定の働きや臓腑と関係しています。

痛みやコリの場所を刺激しているだけでなく、経絡に沿ったツボを刺激して、

その経絡の「気血」の流れを調えることによって、体全体の働きを調整しているのです。

したがって、痛みのある場所とは遠く離れたツボに鍼やお灸をすることもあります。

残念ながら鍼灸だけで根本的な原因が解決されるわけではありません。

患者様おひとりおひとりの生活環境(食事や、仕事、精神面、取り巻く様々な環境

・・・などなど)をより良い方向へ工夫していただき、体を正していかなければなりません。

私共もそれらの点においてもアドバイスさせていただき、二人三脚で治療して参りま

しょう。

生活全般を見直していただくことで効果はグンと高まります。

やけどの心配のないお灸です。

背中のお灸は・・・

写真の頚に近い方のお灸はこれから点火します。

背中側は点火済でだんだんじんわりとあたたかくなります。このように少し時間差で

点火をしていくので温かさを感じる部分とそうでもないなあ・・・

という部分がご自身でもお分かりになると思います

箱灸と頚のお灸

箱の中に網を張りその上にモグサをのせて温める 箱灸です。

ゆっくりと広範囲に温まります。

体質、季節によりもちろんお灸の量を調節しますが、冷えの強い方はなかなか温まりにくいです。