吸角治療
吸角療法
きゅうかく療法(吸玉・・・すいだま、カッピングともいわれる)といいます。
鍼灸治療内で主に行います。
約200年前までヨーロッパの医者によく用いられた治療法で、中国と同様に
何世紀にもわたり利用されていました。
身体の上にガラス製の小さなカップを置いて部分的に真空状態を作ります。(5分程度)
体内組織の改善により筋肉のコリなどをほぐします。昔は竹の木を使っていたようです。
目的は、気や血の流れを促進、あるいは刺激して局部の停滞を解消することです。
施術した部分の血管が引っ張られるため、血液の流れる量も速さも増大します。
吸角の効果は深部まで及ぶので、深部のうっ血した汚い血を皮下まで引き出し、
流れの良い血管に乗せることができます。また筋肉痛の際に溜まる乳酸などの
老廃物も解消されます。
治療後、赤黒く痕が1~2週間残ります。(個人差があります。)
その場所と色で、どの程度の機能低下があるか、見当がつけられます。
色はほぼ3種類大別できます。
①あざやかな紅色 ・・・・・・最も弱い反応
②黒みがかった赤色 ・・・・・・反応が強い
③黒みがかった紫色 ・・・・・・ 〃
つけました
特にこの方は背中、腰部がつらいのでこのように施術しました。
5分ほどそのままお休み下さい。
吸角を外します
吸角を外すと・・・
非常に瘀血の反応がよく出ている方の治療です。