はりきゅうのメカニズム
- 内因性オピオイド
はりきゅうで刺激をすると内因性オピオイド(鎮痛薬のモルヒネのような役割を持つ
ホルモン)が放出されます。
この物質が痛みを抑え、痛みを脳に伝える神経経路をブロック。脳と脊髄からの痛みの抑制
のダブルブロックで痛みを和らげます。
- 血行促進
血行を促進し、例えば痛みの原因となる老廃物を流してくれます。
- 自律神経の調整
痛みに対する効果だけでなく、自律神経(交感神経・副公交感神経の総称)が支配する胃腸
などの内臓や血圧などにも作用して、バランスを整えます。
最近の研究では、免疫系や内分泌系への効果も期待され様々な研究が進んでいます。
はり きゅうによる免疫力向上・アンチエイジングなど、より幅広い効果が期待されています。
- 同病異治
同じ病名で同じ症状を訴えても、ひとりひとり体質が異なります。鍼灸師が患者さんを診るときは、
同じ病名(症状)でも治療法が異なることもあります。
”個”を重んじる医学ですから、たとえ症状が同じでも同じ病人はいないのです。
個々への施術はその方の精神的な面や体質をも考慮しながらその方に最も適した治療を行います。